地域情報ブログ

栃木その他2023.10.18

栃木県北エリアの特色~大田原市編~

こんにちは。リージョナルキャリア栃木のコンサルタント、簑輪です。

過去2回のブログでは『栃木県北エリアの特色~那須町編~』と『~那須塩原市編~』をお送りしてきましたが、今回はシリーズ第3弾、『~大田原市編~』をお送りいたします。


今回も栃木への移住、転職を考えているという方に少しでも参考になる情報をお届け出来ればと思っておりますので最後までお読みいただけると嬉しいです。

栃木県北エリアの特色~那須町編~ 地域情報ブログ - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア栃木
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栃木県はよく「県北」「県央」「県南」の3エリアに大きく区分されます。その中でも「県北」エリアの特徴について、「那須町編」「那須塩原市編」「大田原市編」「矢板市編」の4つに分けて説明していこうと思います。今回は、第一弾として【那須町】をご紹介します。/リージョナルキャリア栃木は「暮らしたいところで思いきり働く」をテーマに、栃木での理想的なキャリアの実現を支援しています。
https://rs-tochigi.net/staffblog/tochigi_20230724.html
栃木県北エリアの特色~那須塩原市編~ 地域情報ブログ - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア栃木
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大田原市の概要

大田原市は栃木県北東部に位置する面積354.36平方キロメートル、人口約70,500人(2023年9月現在)の市です。

北部~西部は那須町、那須塩原市と接しており、南部は矢板市、さくら市、那珂川町、東部は茨城県との県境となっており茨城県大子町と接しています。

市街地はJR西那須野駅に近い西部に広がっており、もともと城下町として栄えていた場所に位置しています。中央部には県北唯一の大学である「国際医療福祉大学」があり、近隣には多くの大学生が生活しています。

東部には八溝山系の山並みがあり豊かな自然が広がっています。

南西部には市内唯一の鉄道駅であるJR野崎駅があり、駅付近から国道4号線を跨いで工業団地が存在しています。南部を含めた市内のいたるところに田園風景を見ることができます。

歴史、文化、自然、工業、農業、商業、教育がバランス良く内在しているのが大田原市です。

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大田原市の歴史

大田原市は2005年に「大田原市」「黒羽町」「湯津上村」の3市町村が合併し、今の形となりました。大田原市の地域の歴史はさらに古く、約13,000年前の旧石器時代から人が住んでいたことが市内の遺跡発掘調査によりわかっています。

室町時代後期にはこのエリアの有力武士であった那須家の家臣、大田原資清(おおたわらすけきよ)が大田原城を築城しました。江戸時代には城下町として、また、旧奥州街道の宿場町として賑わい栄えました。

先述の那須家は平家物語にある「屋島の戦い」にて船上に立てられた扇を陸から弓で射たことで有名な「那須与一(なすのよいち)」が家督でもあった名家です。

この「与一」の名は市民に広く親しまれており、道の駅(与一の郷)の名前になっているほか、市内一の規模を誇る祭(与一まつり)にもその名を冠しています。

大田原市のマスコットキャラクターも那須与一をモチーフとした「与一くん」であることから、那須与一が現在までも市民に愛され親しまれているかがわかります。

▽扇を射る那須与一

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※画像引用:とちぎの百様HP(最終閲覧日:2023年10月18日)

大田原市の産業

大田原市では農業、商業、工業が盛んです。

|農業

水稲を中心に、ウド、ニラ、ナス、アスパラガスなどの野菜やブルーベリー、イチゴ、梨などの果物が栽培されており、どれも絶品です。特に水稲は栃木県内第1位の生産量を誇ります。

また、過去とうがらしの生産量日本一だったこともあり、名産品の一つとなっています。「三鷹(さんたか)」と言われるブランドのとうがらしがあり、「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」の方々がこの「三鷹」をPRすべく新商品の開発も行っており三鷹を使用したからあげ、「さんたからあげ」は大田原市の名物になっています。

▽さんたからあげ

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※画像引用:大田原とうがらしの郷づくり推進協議会HP(最終閲覧日:2023年10月18日)

|商業

西部の那須塩原市との境に市街地が広がっており、国道400号線、461号線沿いには大手スーパーや家電量販店、アパレル販売店、飲食店が数多く立ち並んでいます。その中には県北で唯一の百貨店である「東武宇都宮百貨店大田原店」があります。

また、大手量販店や飲食店が多くある事から栃木県北でも主要な商業エリアです。

|工業

市内には野崎工業団地、野崎第二工業団地、中田原工業団地、品川台工業団地の4つの工業団地が分譲していることもあり工業も盛んです。

市内製造業者数は158社、製造品出荷額は6,336億円で県内第5位と県内でも有数の工業都市となっています。

これは首都圏から150㎞県内である事、自然災害が少なく地震に強い地盤を有していること、豊富な工業用水がある事に起因しています。

大田原市内の製造業者には弊社が求人をお預かりしている企業も多く、地元の雇用創出にも一役買っています。

大田原市の教育

市内には19の小学校、8つの中学校があります。

市内一のマンモス校である「大田原中学校」には600名弱の生徒が在籍しています。部活動も盛んに行われており多くの部活動で優秀な成績を残しています。

また、市内には3校の県立高校もあります。筆者の母校でもある「大田原高校」は「県北の雄」と呼ばれる伝統ある男子校です。

毎年5月に行われる「85㎞強歩」という行事は在籍する生徒が丸1日以上かけて85㎞を歩くという体力と精神力を鍛える学校行事であり同校の名物となっています。

県北唯一の大学である「国際医療福祉大学」も同市内にあり、多くの医療学生が勉学に勤しんでいます。

▽国際医療福祉大学大田原キャンパス

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※画像引用:国際医療福祉大学HP(最終閲覧日:2023年10月18日)

まとめ

先述した通り、歴史、文化、自然、工業、農業、商業、教育がバランス良く存在しているのがこの大田原市です。

その他にも栃木県北の基幹病院である那須赤十字病院があったり、県の県北事務所があったりなど、大田原市は県北の主要都市となっています。

まさに「何でもある田舎」を体現したような大田原市に皆さんぜひおいでください。

参考(最終閲覧日:2023年10月18日)

・大田原市のご案内、工業:大田原市HP

https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013082775160/

https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013082767141/

・学校概要:大田原中学校HP

https://ohtawara-city-ohtawara-junior-high-school.edumap.jp/about

・那須与一様:とちぎの百様HP

http://www.100sama.tochigi.jp/100sama/page.php?id=14

・栃木三鷹とうがらし、さんたからあげ:大田原とうがらしの郷づくり推進協議会HP

https://hotcity-ohtawara.jp/santaka/

https://hotcity-ohtawara.jp/peppers_type/karaage/

・大田原キャンパスについて:国際医療福祉大学HP

https://otawara.iuhw.ac.jp/about/index.html


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この記事を書いた人

コンサルタント 
簑輪 翔太

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