株式会社福岡銀行
多田良則さん(仮名・営業企画) 44歳
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「この先どう生きたいか」を見つめ直し、福岡で新たな一歩を踏み出す。
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大学卒業後、約20年にわたり金融・保険業界でキャリアを積み、代理店営業や販売戦略の立案、支社運営、人材育成など幅広い業務を経験してきた多田さん。全国転勤を伴う環境のなかで実績を重ねてきたものの、家族の介護や結婚をきっかけに今後の人生設計について改めて考え始めた。
長年勤めた会社への愛着や仕事へのやりがいを感じていた一方で、福岡で家族を支えながら暮らしたいという想いが強くなり、転職を決意。リージョナルキャリア福岡を通じて福岡銀行と出会い、保険商品の推進企画という新たなキャリアに挑戦することになった。
生命保険会社で培った経験を活かしながら、本部企画という未経験の領域へ踏み出した転職活動の経緯や仕事のやりがい、そして40代でのキャリア選択について話を聞いた。
※本記事の内容は、2026年8月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 2回
- 活動期間
- エントリーから内定まで66日間
転職前
- 業種
- 保険
- 職種
- 代理店営業
- 業務内容
- 代理店への営業推進・サポート業務(生命保険の販売戦略の立案、商品勉強会、引受などの営業活動)
転職後
- 業種
- 銀行
- 職種
- 営業企画
- 業務内容
- 住宅ローンセンターや営業店で保険提案を行う行員のサポート(保険販売を促進するための施策企画やキャンペーン企画、商品選定、ルール策定など)
保険営業のプロフェッショナルが挑んだ、銀行本部企画へのキャリアチェンジ。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
福岡銀行で保険商品の推進企画を担当しています。主な業務は住宅ローンセンターや営業店で保険提案を行う行員のサポートで、保険設計のアドバイスや提案方法の支援、分析資料の作成などを行っています。
また、保険販売を促進するための施策企画やキャンペーン企画、商品選定、ルール策定などにも携わっています。
入社前のご経歴を教えてください。
大学卒業後、証券会社に入社し、個人向け金融商品の営業に従事しました。その後は生命保険会社へ転職し、一貫して生命保険業界に携わってきました。
生命保険会社では代理店営業として、販売戦略の立案や商品勉強会、代理店経営者への支援などを担当してきました。愛媛、東京、立川、大分、広島と全国各地で勤務し、メンバー育成やマネジメントも経験しました。
20年近く金融・保険業界でキャリアを積み、直近では生命保険会社の支社運営や後進育成にも携わっていました。
転職のきっかけは?
大きなきっかけは家族の事情です。数年前から介護が必要となった父を母が支えていたのですが、その母も調子を悪くしてしまい、地元に近い場所で生活したいという想いが強くなりました。
また、結婚を機に今後の人生設計について見つめ直す機会も増えました。前職は全国転勤が前提だったので、これから先も転勤を続けるのか、それとも腰を据えて暮らせる環境を選ぶのかを真剣に考えるようになりました。
仕事そのものにはやりがいを感じていましたし、長年勤めてきた会社への愛着もありました。そのため、当初から転職を本格的に考えていたわけではありませんが、「今後の人生をどう生きるか」を改めて見つめ直した結果、Uターン転職を検討するようになりました。
転職活動はどのように進めましたか?
保険業界の動向を見ている中で、銀行で保険推進に関わる求人が出てくるのではないかと考え、情報を収集していました。その中でリージョナルキャリア福岡のサイトを見つけました。
私の場合、生活拠点を福岡に移すことが第一の目的でしたので、幅広く求人を探すというよりも、自分の希望を実現できる求人や選択肢があるかという視点で活動していました。
そのため、利用した転職支援サービスもリージョナルキャリア福岡のみでしたし、結果として選考が進んだのも福岡銀行のみでした。その意味では、非常に効率的に転職活動を進めることができたと感じています。
他社のサイトも見ましたが、全国を対象としたサービスが多く、私のように「福岡で働きたい」という希望を持つ人にとっては、地域に特化している点が非常に分かりやすく、安心感がありました。
また、掲載されている転職成功事例も参考になりました。自分と似た考えや境遇の方が実際に転職を実現していることが分かり、「自分にも可能性があるかもしれない」と感じられたことは大きかったですね。
今の会社に決めたポイントは?
一番大きかったのは、自分の希望する仕事内容と合致していたことです。福岡で働きたいという希望に加え、これまで生命保険会社で培ってきた経験を活かせる仕事だと感じました。
一方で、不安もありました。銀行で働いた経験はありませんし、本部企画の仕事も初めてでしたので、「本当にやっていけるのだろうか」という気持ちは強くありました。
ただ、前職を続けていても挑戦できない仕事だったことも事実で、自分にとって新しいチャレンジができる貴重な機会だとも思いました。
また、私は自分自身が前に立って成果を出すよりも、誰かを支えながら成果につなげる役割の方が向いていると以前から感じていました。実際に周囲からもそう言われることが多く、その強みを活かせる仕事だと思えたことも決め手になりました。
腰を据えて暮らせる環境を選んだからこそ、描けた新しいキャリア。
転職していかがですか?
これまでの仕事でも販売推進や施策立案は行っていましたが、支社単位や担当エリア単位で考えることが中心でした。
現在は銀行全体を見据えながら企画を立てる必要があります。どの施策が組織全体にどのような影響を与えるのかを考える経験はこれまで多くなかったため、まだまだ勉強中です。
また、銀行特有の文化や考え方もあるので、その点は今も学び続けています。一方で、保険販売を支援する業務については前職までの経験を活かせている実感があります。そこは自信を持って取り組めている部分ですね。
転職して良かったと思うことは?
自分の適性を再確認できたことです。保険販売をサポートしたり、人を支援したりする仕事は自分に合っていると改めて感じています。
これまでの経験も活かせていますし、自分の存在価値を実感できる場面も多くあります。
困っていることや課題はありますか?
繰り返しになりますが、課題は企画業務の経験をさらに積み、銀行全体に影響を与える施策を考えられるようになることです。
また、銀行には長年培われた文化や慣例がありますが、外部から入った立場だからこそ気づけることも少なくありません。
これまでに培った経験や視点を活かし、「なぜそうなっているのか」「もっと良い方法はないか」といった問いを持ちながら、新しい発想や提案を発信していきたいです。
生活面の変化はありましたか?
将来設計が立てやすくなったことが大きいですね。転勤の可能性を常に考えながら生活する必要がなくなり、家族と今後の暮らしについて具体的に考えられるようになりました。現在は福岡で住宅購入も検討しています。
また、家族のことも以前より近くで支えられるようになり、精神的な安心感も得られました。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
私自身、40代になってから転職するとは思っていませんでした。長く勤めた会社への愛着もありますし、年齢を重ねるほど転職への心理的なハードルは高くなります。
ただ、一度立ち止まって「自分はこれからどう生きたいのか」を考えてみることは大切だと思います。
会社や周囲への配慮ももちろん必要ですが、最終的には自分自身の人生です。私も悩みましたが、今は前向きな気持ちで新しい環境に向き合えています。
特に40代以降は大きな決断をする一つの節目になるかもしれません。もし迷っているのであれば、一度自分の人生について真剣に考えてみることをおすすめします。