2022.10.11
40代・50代からの「自分の年齢で転職できますか？」に対するキャリアコンサルタントの見解
リージョナルキャリア石川のコンサルタント腰本です。
今回はUターン転職と年齢についてお話ししたいと思います。
今年で40歳になるのですが、転職先はありますか？
転職相談を受ける際に、よく聞かれるのが、「自分の年齢で転職先はありますか？」という質問です。
一昔前は、「35歳転職限界説」という言葉もあったように、転職は35歳までが限界であり、それ以降の転職は難しいという説もありました。
しかし、最近は35歳以上でも転職が成功している方も多くいらっしゃいますし、むしろ弊社で転職成功される方は、35歳以降の割合の方が多いくらいです。
年齢について質問される際に、私がお答えしているのは、「ご年齢が上がるから転職ができないということはなく、企業の求める要件にマッチするご経験があれば転職できます」ということです。
例えば以下のようなイメージです。
25歳：営業未経験→ポテンシャルで採用される
30歳：法人営業経験が必須に
35歳：法人営業経験＋業界や商材の親和性が必須に
40歳：法人営業経験＋業界や商材の親和性＋マネジメント経験が必須に
年齢が上がるにつれて、求められる要件が高くなっていくイメージです。そのため、企業によっては、むしろ経験のあるベテランのニーズの方が高いケースもあります。
経験に裏付けられた知見やスキルが求められるケースも少なくない
実際に50代の方々の転職をご支援した事例をご紹介したいと思います。
・経理のスペシャリストとしての豊富な経験を評価され、商社の経理部長（役員候補）として転職
・モノづくりの現場でのマネジメント経験を活かし、メーカーの工場長として転職
・システム会社のプロジェクトマネージャーの経験を活かし、企業の情報システム部門のマネージャーとして転職
このように、これまでのご経験を活かして、新天地でご活躍されている方も多くいらっしゃいます。
特にU・Iターン人材の場合は、地元企業の人材にはなかなかない、大手企業などで培ってこられた経験に裏付けられた知見やスキルが求められるケースも多くあります。
転職をご相談される際は、「自分の年齢じゃ・・・」とは思わず、ぜひ皆さんのこれまでのご経験をお聞かせください。
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