転職成功者インタビュー

株式会社大創産業
島内和也さん(仮名・店舗開発) 41歳

会社の勢い、空気の違いを実感。成長企業で自身のキャリアも次のステージへ。

新卒入社した企業で店舗開発や新規事業などを手掛け、執行役員として活躍していた島内さん。しかし、在籍企業は近年のビジネス環境の変化によって主力事業の苦戦が続いていた。

島内さんも新規事業の推進などを手掛け、状況の打開に取り組んでいたものの、経営陣との方向性の違いを感じ、転職を決断するに至る。そして新たな活躍の場として選んだのは、100円ショップをチェーン展開し、2030年には事業規模2倍を目指して全社一丸となっている大創産業だ。

「会社の勢い、空気が違いますね。大きなやりがいを感じながら仕事に取り組めています」と話す島内さんに転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2022年2月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで35日間

転職前

業種
小売・サービス業
職種
店舗開発兼新規事業推進
業務内容
新規出店業務、新規事業の導入や他事業とのコラボレーションなど、全店舗事業戦略や中期計画の策定、リスク管理など

転職後

業種
小売チェーン(SPA)
職種
店舗開発
業務内容
主に九州・沖縄エリアでの新規出店業務

やりたいこと、できることを徹底的に棚卸し。ダイソーなら、もっとすごい経験が積めると感じた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

100円ショップをチェーン展開している大創産業の店舗開発本部に所属し、主に九州・沖縄エリアでの新規出店業務に携わっています。

不動産仲介会社やディベロッパーなど様々なところから寄せられた物件情報をもとに、商圏やエリア特性、既存店舗との位置関係、賃料、引き渡し条件などの情報から売上予測を立て、一定以上の収益が見込める物件の選定を行います。

ダイソーに入社して最初の3週間の店舗研修を終え、今は西日本エリアを統括している部長と一緒に物件を回り、ダイソー流の仕事の進め方を学んでいるところです。

入社前のご経歴を教えてください。

佐賀県出身で、地元九州の大学を卒業後、DVD(ビデオ)レンタルをチェーン展開する企業に新卒入社しました。そこでは店長や物流部門の責任者を経験後、店舗開発業務に携わりました。

その後、執行役員として店舗開発業務と兼務で新規事業の導入や他事業とのコラボレーションなど、全店舗事業戦略や中期計画の策定、リスク管理などに携わっていました。

転職のきっかけは?

本業であるレンタル事業が動画配信サービスに押され年々業績を悪くしていました。この流れは不可逆でレンタル事業では今後の成長は描けず、業績の悪化をどう止めるかが議論の中心でした。

私自身は執行役員としてレンタル事業に限定せず、新規事業や別業態の展開を担っていましたので、より大胆にそちらに舵を切るべきだと考えていました。しかし、そこに会社の方針との埋まらないズレがあり、転職について考えるようになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

まずは大手の転職支援会社や転職サイトに登録をしました。それと同時に、自分がやりたいこと・できることについての棚卸しを行いました。

ポテンシャル採用ならまだしも、私は年齢も年齢ですので、やりたいことだけではなく、自分ができることを評価してくれる会社に入らなければ即戦力として活躍できません。活躍ができなければ、自分も苦しくなり会社にも迷惑をかけてしまいます。

例えば店舗開発で言えば、私は飲食の経験はありません。同じ店舗開発ですので、やってやれないことはないとは思いますが、おそらく会社側の期待値と自分の実力にはズレがあると思います。ですから、自分の実力が一番発揮できそうな会社・仕事を明確にするところにはかなりの時間をかけました。

そんななかで妻がリージョナルキャリア広島のWebサイトでダイソーの求人を見つけてくれて、すぐにエントリーしました。エントリー後にコンサルタントの瀬川さんから連絡を頂いたのですが、とにかくレスポンスの速さに驚きました。

面接の前までは小まめに連絡があったのに、面接後はまったく連絡が無いという支援会社もありましたが、瀬川さんは面接直後にすぐ連絡をくれて、しかも企業側の感触まで細かく報告してくれました。

それによって自信がついたというか、テンションが上がってうまく流れに乗れたんですよね。もちろん企業とのグリップの強さも感じましたし、内定を獲得できたのはいい流れに乗って面接でうまく自分を表現できたことが大きかったと思います。

今の会社に決めたポイントは?

もともとダイソーが好きで、家の近くの店舗に家族でよく行っていたのですが、買い物をしながら「ダイソーはインフラのような存在になっているから、まず無くなることはないだろうな」と感じていました。

また、店舗ごとの実際の売上はわからないまでも、この店舗にいくら投資をしていて、賃料がどれぐらいで、どれぐらい売上が必要であるかなども想像していました。

それからダイソーは、出店パターンが幅広いんです。小さい店舗から大型店、ロードサイドからインショップ、居抜きから建て貸しまで、どんなパターンでも対応可能。これはかなり珍しいことで、だからこそダイソーならこれまでの自分の経験を活かし、さらにすごい経験が積めるのではないかと思い入社を決めました。

若い頃に戻った感覚。成長企業ならではのスピードやエネルギーを実感。

転職していかがですか?

会社の勢い、空気が前職とはまったく違います。2030年には事業規模を2倍にすると掲げ、社員一人ひとりがその目標を実現すると本気で思っています。「成長するんだ」という意欲が本当に高いので、とても刺激的です。

前職は成長ではなく「前年比95%を何とか維持しよう」という状態でしたので、その点が大きく違います。成長する未来を描いた計画書を出せるのは本当に幸せなことで、それが個人の成長やモチベーションにも大きく関係することを実感しています。

また、それだけの成長目標を掲げているからこそ、物事を進めるスピードや私の仕事で言えば出店スピードがとても速いことも実感しています。「このスピードで進めても大丈夫なのか?」と最初は驚きましたが(笑)、それも成長企業だからこそですし、そのような環境に身を置きたいと思っていたので、とてもやりがいを感じています。

転職して良かったと思うことは?

前職ではもともとはプレイングマネージャーでしたが、事業の状況や立場との兼ね合いから、マネージャーの要素が強くなっていました。ただ、私自身は自分自身でやりたいという気持ちもあり、「このままでいいのかな?」という気持ちがありました。その意味では、今回の転職で「ガンガンやってやろう」と思っていた若い頃に戻った感覚で楽しいです。

さらに良かったのは、ダイソーではプレイヤーであっても権限と責任が与えられるということです。プロセスまでがんじがらめに縛られると辛いですが、そうではなく自分で考えて動くことが求められる風土で、逆に言うと指示待ちの人には合わない風土だと思います。その分、プレッシャーもありますが、私にとっては心地良い刺激です。

困っていることや課題はありますか?

風土であったり、仕事を進めるスピード感、ルールに早く慣れないといけないなと思っています。店舗開発の仕事では、基本的なチェックポイントは同じですが、ダイソーならではのポイントや進め方があります。どんなにしっかり準備をしても、それが会社から求められているものと違えば物事は進みません。

前職ではある程度自分の判断や意思決定で物事を進められるところもありましたが、ダイソーは大きい組織なので、決められた意思決定のプロセスをしっかりと踏んで進めないといけません。そこに慣れることが大事だと思っています。

また、1年目は部長にもサポートをしてもらいながらですが、「2年目からは島内に任せるよ」と言われています。いくらスピード感があると言っても、ゼロベースから1ヶ月でオープンできるわけではありません。半年~1年前に動いていた成果がオープン日ですので、そういう意味ではこの1年の仕込みがとても重要だと思って動いています。

生活面の変化はありましたか?

家族を九州の自宅に残し、単身で広島に来ましたので、ホームシック的なことはありますね(笑)。

もともとダイソーの求人を見つけてくれたのは妻です。子どもがまだ小さく育児が大変なのに、「チャンスだからぜったいに行ったほうがいいよ!」と転職を後押ししてくれました。こうした妻の応援とサポートがあってこそ、仕事に全力で向き合えていると思います。本当に感謝しています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

自分が置かれている状況や、自分ができること・やりたいことをどれだけ俯瞰して見ることができるかが大事だと思います。自分の理想や希望ばかりをあげても企業が求めていることとマッチしなければ転職は実現しません。もし仮に転職できたとしても、そこにズレがあれば「win-win」にはならないと思います。

また、転職活動の結果をすぐに求めてしまいがちだと思いますが、マッチングはそんなに簡単なことではないと思います。タイミングもあると思いますし、あまり焦らず、でも常にタイミングを見計らうというか、心の準備をしておくことも大事だと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

島内さんからご相談を頂いたときには、すでに転職の意志を固められていました。それでも、悩みに悩んだ末に出された答えであることを初回の面談の中で感じ取ることができました。

新卒入社をして「ここまで育ててもらった」という感謝の気持ちや愛社精神、執行役員という立場で新規事業を推進し、自分の力でなんとか会社を立て直したいという気持ち、そしてこれまで一緒に頑張ってきたメンバーたちへの想い・・・転職意志を固めるまでに、ご自身がやれることを精一杯やり切り、出し切ったというご様子が印象的でした。

またそれと同時に、抑えきれない成長への渇望を感じました。現在は「空気が違う」と仰る島内さんのイキイキとした表情を見られて、とても嬉しく思っています。きっと奥様もそんな島内さんを見て喜んでおられるのではないでしょうか。

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