株式会社NTTデータ四国
代表取締役社長 山田典史
愛媛
長野県出身。1995年、早稲田大学商学部を卒業後、エヌ・ティ・ティ・データ通信(現エヌ・ティ・ティ・データ)に入社。経営企画本部部長、第二公共事業本部・社会保障事業部・統括部長などを歴任。2020年、NTTデータ四国の代表取締役社長に就任。
数々のシステム構築を通して、社会インフラを支える。
NTTデータグループは、公共・金融・法人といった分野に数々のシステムを提供し、社会インフラを基盤から支えてきました。デジタル技術によってビジネスのあり方や社会そのものを大きく変容させようというDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中、私たちの果たすべき役割はますます大きくなっています。そんなNTTデータグループの一員として、四国における事業展開を担うのがNTTデータ四国です。四国で築き上げた得意技・実績をもとに、新たなマーケットを開拓しつつ、グループのスケールメリットを活かして全国に幅広く展開していきたい、そう強く願っています。そのための5つの柱を掲げました。
1)新しい価値創出の源泉となるようなデジタルのコア技術を獲得する
2)グループが保有するソリューションを四国及び全国に展開する
3)グループ内連携によりビジネスをいっそう充実化させる
4)四国に新しいマーケットを創出していく
5)組織力を強化する
というものです。
従来のサービスを、さらに進化させていく。
「2)グループが保有するソリューションを四国及び全国に展開する」は、従来から行ってきたビジネスですが、お客様企業の先にいるユーザーが、お客様の商品やサービスに対し魅力を感じてくれるかどうかまでを視野に入れた提案が必要になってくるでしょう。すなわちUX(ユーザーエクスペリエンス)の質的向上に寄与できるソリューションを手掛けていきたいです。
「3)グループ内連携によりビジネスをいっそう充実化させる」についてですが、東京に本社を置くNTTデータと連携し、国家規模のシステム開発にメンバーとして参画する…ということがよくあります。四国にいながら大規模なプロジェクトに関われるということで多くの刺激を受けるエンジニアもたくさんいます。経営基盤を安定化する上でも、社員の成長を考える上でも、グループ内連携は引き続き強化しなければなりません。
四国には、地元を愛し、四国に誇りを持った人が多い。
四国に社長として赴任以来感じていることは、「四国には、自分の地元を愛する人が本当に多い」ということです。四国を盛り上げたい、地域の活性化に貢献したいという意欲を持った人がたくさんいます。そういった人たちの思いに、デジタルデータやデジタル技術を活用して応えていく、四国そのものの価値や魅力を高めていく、そんな取り組みが出来たら最高ですね。四国にとどまらず、首都圏や全国、あるいは世界とも繋がるネットワークを有している私たちだからこそ果たせる役割があるのではないかと考えています。
NTTデータグループは「Trusted Global Innovator」というスローガンを掲げています。「Trusted」の言葉には、日々の運用を確実にこなし、実直な仕事を重ねることでお客様やユーザーの信頼を獲得していこうという思いが込められています。四国においても「地域から信頼される存在でありたい」という思いは同じです。