新潟市出身。事業創造大学院大学修了。
古町神明宮宮司、古町愛宕神社禰宜(ねぎ)。
2008年NSGグループ入社。
2009年4月学校法人新潟総合学院理事長就任、NSGグループ副代表就任。
2015年4月株式会社NSGホールディングス代表取締役就任。
2020年4月NSGグループ代表就任。
更新日:2020年12月23日
地域のため、人々の幸福と豊かさのために
NSGグループは教育事業からスタートし、現在では多様な分野・業種の106法人で構成されています。創業以来、「人々の幸福と豊かさを実現すること」を目標に掲げ、地域活性化に寄与するべく新たな事業創造に取り組んできました。教育事業から始まりましたが、教育機関の卒業後の出口となる働く場の創出のため、起業家育成にも力を入れています。事業活動の中心になるリーダーを育成していくなかで感じていることは、自分がその職業で人生を全うしたいという強い思いを持った人財が、良い職場を築き、新たな道を切り開いていくということです。
会社や事業部門にはそれぞれにリーダーがいる訳ですが、自ら考えて行動するリーダーたちが集まった集団でなければいけないと思います。これだけ多彩な事業を展開していくためには、理念や目標に共感し、またそれぞれの志を持って自立的に行動する人財の存在が最も重要です。また、当社は転職入社の社員がとても多く、さらに首都圏を中心に、県外からのU・Iターン率が54%というのも特徴だと感じています。
会社も人も、挑戦と改善を経て成長していくもの
私は2020年4月、コロナ禍のなかで代表に就任しました。考えるべきことは多いのですが、今できることを精一杯やりながら、ロジックを組み立てて困難を乗り越えていくことが大切だと考えています。企業というものは時代の変化も含めて、継続して改善、成長をしていかなければいけません。夢を持って入社してくる新人の皆さんが、自分にはチャンスがあるんだと思える環境、常にモチベーションを高く保てる環境作りに取り組んでいきたいと思います。リーダーたちに対しても、一生懸命にやっても足りないところがあればフィードバックすることも大切です。経験豊富な先輩たちが集まって、意見やアドバイスできる環境を作りきれるか。それが今後の勝負どころのひとつかなと考えます。
人財に関しては、例えば「新潟の若者たちにいきいきしてもらえる学校を作りたい」など、ひとつの目標や目的意識を持っている人の存在は大切です。地域の豊かさって何だろうと考え、この地域だからできるということを目指す人や、自分はこういう能力があるから、それを生かして全国、世界に羽ばたきたいという人も歓迎です。
若いうちは野心だけでもいい。野心があって、様々なことを乗り越えていく過程で、必ず人として大切なものに気付くきっかけはあるし、それが志に変わることもあります。私もそうだったと思います。また、もしも仮にスピンアウトしても、理念が同じであれば、戻ってこられる許容の大きさもうちのグループにはありますね。
当グループには公募制度があって、「こういう事業があるけど、リーダーをやりたい人は?」とグループ内に公募をかけて手を上げてもらうことがあるんです。そのやり方も大切だなと思うのは、「この人にできるの?」という周りの評価よりも、本人のやりたい気持ちが大事なのではないかと感じるからです。やってみて、そこで自分に何が足りないのかを理解して、自己改善していくことが、成長ということだと思います。