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転職成功者インタビュー | リージョナルHERO

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八千代工業株式会社 下村伸行さん(仮名) 40歳

転職回数
0回
転職期間
エントリーから内定まで59日間

40歳での決断は、現状維持より新たな環境で成長を。

下村伸行さん(仮名)は某有名アパレルメーカーひとすじの会社員。営業からキャリアをスタートし、マーチャンダイザーやバイヤーを経て、新規ブランドの責任者を担当。その活躍ぶりが認められ、スカウトの話が来るようになり、自分の人生を初めて真剣に考えるようになったという。そして気づいたのは、自分自身のさらなる成長とゆとりある暮らしへの渇望。そんな下村さんが次の活躍の場として選んだのは、広島市内にある老舗の手芸用品メーカーだった。「地元にこんなに将来性のある会社があることも、手芸用品にこんなに大きなマーケットがあることも知りませんでした」と話す下村さん。新たな挑戦の苦労も感じつつも、「期待以上のことが多い」と喜ぶ下村さんにお話をうかがった。

転職前後の職業

職業

マーチャンダイザー・バイヤー

商品企画

業界

アパレルメーカー

手芸用品を中心としたメーカーベンダー

仕事内容

ウェア、服飾雑貨のMD、バイイング業務商品企画提案、マーケティング分析、型数決定、デリバリー時期決定、仕入れ予算管理、ブランド売上・消化率の管理・分析

小売店など取引先企業との商品打合せ、社内デザイナーとの商品企画、 仕入れや製造コストなど予算組、海外にある生産拠点との折衝、商品の発注、生産稼働後の管理等

このままでは、今までの延長線上。だったら別の場所で、新しいチャレンジがしたい

現在のお仕事はどんな内容ですか?

手芸用品を中心としたメーカーで、毛糸と編み物道具の企画を担当しています。いろいろな素材や流行を取り入れながら、新しい毛糸や編み物道具を作る仕事です。編み物道具も最近は針や棒の他に、いろいろなものがあるんですよ。例えば、一見おもちゃのようですが、巻くだけで簡単に作品を作れる商品もあります。商品企画のサイクルは、ファッション業界と全く同じ。「春夏」「秋冬」と年2回のシーズンがあり、常に半年先を見すえた商品企画に取り組んでいます。

入社前のご経歴を教えてください。

新卒で入社したアパレルメーカーに18年間勤めました。最初はメンズファッションの営業。その後は10年ほど、マーチャンダイザーとバイヤーを担当していました。マーチャンダイザーとは、売上予算に基づいて、どのアイテムをどれだけ作るか、どのように仕掛けるか、といった戦略を考えていく仕事です。そして最後は、レディースブランドの責任者に。トレンドのリサーチから、デザイナーへのリクエスト、商品の試作、販売員の教育・管理、売上の管理まで、ブランドの立ち上げとマネジメントをすべて任されていました。

転職したきっかけは?

38歳でブランドの責任者になったころから、同業他社から「うちに来ないか?」という誘いを頻繁に受けるようになりました。転職なんてそれまで考えたこともなかったのですが、そうなって初めて、自分の「これから」を真剣に考えるようになったんです。振り返ると、前の会社ではひと通りの仕事を経験したという自負がありました。それと同時に、「ここではもう成長できないかも…」と感じたのです。これから社内で何か挑戦したとしても、今までの延長線上でしかない。だったら「そのレールから一度外れてみるのもいいんじゃないか?」と考えるようになりました。気がつけば、40歳の大台も目の前に迫っていましたし、時間がたつほど、転職するのは難しくなるかもしれない。それなら、このタイミングで一から挑戦してみようと思ったんです。

なぜ東京ではなく、広島で転職しようと考えたのですか?

そこはすごく迷いました。東京の会社からも誘いの話をいただいていましたから。でも自分は長男で、いつかは広島に戻って両親の面倒をみたいという気持ちがありましたし、自分自身のためにも「もっとゆとりのある生活がしたい」という気持ちも強かったんです。東京では残業が多い毎日でしたし、満員電車の通勤も大変でした。だからせっかく転職するのなら、ライフスタイルも新しくしたい。最終的にはそう考えて、広島での転職にチャレンジすることを決めたんです。

転職活動はどのように活動を進めましたか?

最初は、大手転職サイトや東京の転職エージェントに登録しましたが、広島の求人情報はほとんどありませんでした。そこでネットで「広島 転職」と検索したところ、ライフサイズと出会うことができたんです。登録するとすぐに連絡をもらい、担当のコンサルタントと自分の経歴や希望についていろんな話をしました。そして次に電話をもらったときに、今の会社を紹介してもらえたんです。聞いたことのない会社でしたが、私は業界には特にこだわっていませんでした。そもそも、東京で働いていたようなアパレルメーカーは広島にはないだろうと覚悟していましたからね。ですから職種も営業職全般で考えていました。元々営業職の経験が長く、前職ではそれを兼務しながら他の業務も携わっていたため、扱う物が変わっても経験は活かせると考えていました。ところが、そんな私のアパレルでの経験を欲しがってくれている会社があると聞いて、本当にありがたいと思いました。先方から「一度会いたい」と連絡があったので、面接に行きました。

今の会社に決めたポイントは?

面接に行く前は、社名のイメージから「昔風の古めかしい会社なのかな」と勝手に思っていたんです。ところが実際に会った社長はとても若くフランクに話していただき、エネルギッシュで、とても将来性のある会社だと感じました。また面接では、私の経験を必要としてくれていることも強く伝わってきました。最近は手芸の業界にもファッションの影響が色濃くなりつつあるとのこと。にもかかわらず、社内にはアパレルの経験者が1人もいないという現状を教えていただき、「これまでの経験をいかして新しいことをやってほしい」と社長に言っていただいたんです。非常にうれしかったし、まさに自分が求めていた環境だと思いました。

ほぼ毎日、定時で帰宅。自分のためでなく、家族のために時間を使えるようになった

転職していかがですか?

入社と同時に企画グループのリーダーを任され、進行中の商品開発プロジェクトに途中から関わっています。もうすぐ最初の商品がカタチになるので、楽しみですね。ただ、新しい環境で働くのは、想像以上に大変だなとも感じました。毛糸の知識はありませんし、私以外はみんなプロフェッショナルばかりの集団。それでもファッションの見地からどんどん自分の意見を言うようにしています。それが合っているかどうかはわかりませんが、とにかく意見を言うことが、自分に求められていることだと思っているからです。会社からの期待も高く、今までにないプレッシャーも感じていますが、そのぶん成長するチャンスだととらえています。それに、手芸にこんなに大きなマーケットがあるなんて知らなかったのでとても驚きました。純粋に「すごい!」と思いましたし、やりがいも感じています。

生活面の変化はありましたか?

東京時代と比べると、かなりゆとりができていますね。「定時で帰る」という方針の会社なので、ほぼ毎日18時には会社を出ています。18時半には帰宅できるようになりましたので、仕事以外の時間が本当に増えました。平日に夫婦で外食に行ったり、友達と食事に行くなど、東京時代よりもたくさんできています。おかげで夫婦仲もよくなりましたね。休日も、東京のときにできなかった旅行を夫婦で楽しむようにしています。先日は島根県の出雲へ行ってきました。妻とは、「これからも毎月どこかに行こう」と話し合っています。

困ったことや課題はありますか?

しいていえば、時間が余りすぎることでしょうか(笑)。帰宅後の自分の時間に、何をしたらいいのか。実はまだちょっと慣れてない感じです(笑)。その他の生活面では困ることはありませんね。広島市内の中心部に住んでいますのでとても快適です。

東京から帰ってきて、物足りなさは感じませんか?

その点については、自分でも少し不安でした。以前の職場は、東京の渋谷。今の会社は広島市のなかでもいちばんはしっこ。すごいギャップがありますからね。でも実際に来てみると、物足りなさは全然感じません。年齢のせいもあるかもしれませんが、最近は刺激的な都会よりも、今のような環境のほうがむしろ落ち着くんです。仕事の面でも、とても刺激を受けています。東京時代は「自分は柔軟だ」と思っていましたが、転職してみると、「そうじゃないんだ」ということにも気づかされました。知らず知らず、前の会社のスタイルに染まっていたんですね。この会社に来て、今までになかった考え方を身に付けさせてもらっています。

転職してよかったと思うことは?

私は、実際に転職をして感じることがすごく多かったんです。仕事面では自分の強みが改めてわかりましたし、生活面では時間やお金の使い方が変わりました。東京にいた頃はファッションや付き合いなど、お金も時間も自分のために使うことが多かったと思います。でもこっちに来てからは妻のためだったり、親のためだったり、まわりのために使えるようになりました。そういう使い方は東京時代にはあまりできていませんでしたから、決断してよかったと思っています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

もし自分がやりたいと思っていることがあるのなら、決断は早いほうがいいと思います。何もせずに時間を無駄にしていると、チャンスを逃すことになるからです。私は社長から「すごくタイミングがよかった」と言われました。逆にいえば、私があのときライフサイズに登録していなかったら、今の自分はないわけです。自分が動かなかったら、このチャンスは他の人のものになっていたでしょう。だから思い切って前に進むことをおすすめしたいんです。もし地方へ転職することに物足りなさや不安を感じているのなら、「東京ではできないこともたくさんある」とアドバイスしたいです。例えば、家族との時間は地方のほうが増えるでしょう。ということは、自分だけでなく、家族の幸せも増えるということなのです。自分が変われば、まわりも変わります。何かを変えたいと思っている人にとっては、地方への転職はすごくいいきっかけになると思います。

担当コンサルタントから

株式会社ライフサイズ
瀬川 泰明

下村さんはいつも自然体で、人や状況・環境に自分を適応(変化)させる能力の高い方だと感じます。40代で1社経験の方にありがちなのは、その会社のカルチャーに染まってしまい、それが“当たり前”になってしまっているケースです。その会社しか経験をしていないので仕方がない面もありますが、当たり前になってしまうと異なるカルチャーを受け入れられず自分自身の可能性を狭めてしまうことになります。下村さんも1社経験で20年近くアパレルメーカーにいらっしゃったのでそうあってもおかしくはないのですが、染まっている感じがないのです。きっとこれまで物事を色んな角度から見たり、当たり前を疑うということを習慣的にやってこられたのではないかと思います。入社後にお会いした下村さんは初めてお会いした時と変わらず自然体で既に会社に馴染んでおられるようでした。

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