転職成功者インタビュー

株式会社岡山村田製作所
東照之さん(仮名・生産技術) 28歳

地元岡山で実現できた働き方改革。生産技術として魅力的な挑戦も。

千葉在住の東さんは、総合エンジニアリング会社の電気エンジニアとしてプロジェクト業務を一貫して担当していた。多忙な日々を送る中で、持病により体調を崩してしまい「働く環境を変えたい」と考えるようになったという。

そして「いっそ転職するなら地元に戻りたい」とUターン転職を決意。地元である岡山でこれまでの経験を活かしつつ、働き方を改善できる環境を希望して転職活動に臨んだ結果、「安心して働ける職場」と出会えたという。そんな東さんのUターン転職体験談を紹介しよう。

※本記事の内容は、2021年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで70日間

転職前

業種
プラントエンジニアリング
職種
電気エンジニア
業務内容
システム方案構成・ハード回路・PLCソフトウェアの設計業務、ベンダー管理、現場での既設改造・施工監督・試運転までのマネジメント業務ほか

転職後

業種
電子部品メーカー
職種
生産技術
業務内容
製造ラインで発生する設備トラブルへの対処や合理化・効率改善の業務

安心して働ける環境への転職を希望し、地元岡山へのUターンを決意。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

製造部生産技術課に所属し、セラミック多層デバイスの製造ラインで発生する設備トラブルへの対処や、合理化・効率改善の業務を行っています。主に特性測定工程が私の担当で、シーケンサーからデータを収集しての不具合調査や、別の方が担当している設備更新などをサポートしています。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、鉄鋼系の総合エンジニアリング会社の電気エンジニアとして、システム方案構成・ハード回路・PLCソフトウェアの設計業務をはじめ、見積書の作成、工程・原価・ベンダー管理、現場での既設改造・施工監督・試運転までのマネジメント業務まで、一貫したプロジェクト業務を担当していました。

また、研究設備での安全対策プロジェクトでは、社内の機械・土木・工事部門を統括するプロジェクトマネージャーとして垂直立ち上げを行うための工程管理も経験しました。

転職のきっかけは?

前職の時に、消化器系の炎症性疾患を発症しました。突然のことで、それまではそのような兆候もなかったので自分自身驚きました。この疾患は、はっきりとした原因がわかっておらず、うまく付き合っていく必要のある病気です。できる限り規則正しい生活を心がけ、体調管理を行って仕事に臨んでいました。

前職は3年目までは会社の方針として専任担当にはなれず、基本的には専任担当のサポートということになっていましたので、うまく折り合いをつけながらやれていました。

ただ、4年目からは案件の最初から最後まで専任担当として対応することになり、その結果、月の残業時間が100時間を超えることもしばしばありました。また、現地でのテスト業務では設備を止めている時間帯での対応となるため、深夜から朝方にかけての業務となるなど、不規則な生活が続き、持病が再発してしまいました。

前職を続ける以上は働き方を大きく変えられないため、働き方を見直したいと思ったのが転職を考えた理由です。また、転職をするのであれば地元に戻りたいと思い、Uターン転職を決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

今回の転職活動を行う以前に、持病が悪化して転職を検討したことがありました。その時は本格的にというよりは、情報収集や転職活動がどのようなものか知るために大手転職サイトを中心に登録を行いました。

そうすると、登録した情報にマッチする求人ということで毎日数件の求人情報が届くようになったのですが、もう少し詳しく知りたいと問い合わせてみると、派遣の仕事であったり、自分の経験とマッチしていなかったり、私自身の希望に沿っていないものが多く、正直なところ、難しいなと感じました。

そのため、今回本格的に転職活動を行うにあたり、前回とは違うアプローチをしたいと考え、情報収集を通じて辿り着いたのがリージョナルキャリアでした。

Webサイトの印象や掲載されている求人情報もわかりやすかったですし、その中でも今私自身が取材を受けているこの『転職成功者インタビュー』はとても参考になりましたね。

エントリー後、すぐに担当コンサルタントから連絡があり、オンラインで面談をしていただきました。話をする中で、複数の紹介会社に登録して動くよりも、信頼できる紹介会社に任せて進めた方が良さそうだと感じたため、今回の転職活動ではリージョナルキャリアだけで活動を行いました。

終業後や休日に余裕ができ、仕事の情報収集や新たな趣味の開拓ができるように。

今の会社に決めたポイントは?

まずは不規則な勤務スタイルを解消したいという点があったので、面接で接した方々には持病のことも包み隠さずにお伝えして確認したのですが、いずれも誠実にご対応いただき、「安心して働ける職場」だと思えました。

また、作っているものはプラントと電子部品ということで大きく違いますが、それでも自分の経験を活かすことができ、さらに生産技術として新しいことを率先して進められそうだと感じた点も大きいです。

今の上長が面接の中で、ものづくりに対する姿勢や考え方などの話をしてくれたのですが、そこで「岡山村田製作所の一員として働きたい」という気持ちがさらに強くなりました。

転職していかがですか?

前職での制御の経験は、業界が変わっても方法自体は大きく変わることはないため、ある程度は活かせるのではないかと考えていました。とはいえ、前職と現職では設備の形がまったく違いますので、まずは設備の動き、製造工程について専門性を身に付けないといけないと思っています。

また、制御だけでなく、精密カメラでモノを撮影して異常がないかを確認するプロセスなど、これらは制御よりもプログラム寄りではありますが、大学時代に学んだことも思い出しつつ、学び直しているところです。

ただ、本当にありがたいことに、上長をはじめ周囲の社員もとても丁寧に対応してくれ、定期的に勉強会などもあるので、本当に働きやすい職場だと感じています。

生活面の変化はありましたか?

前職と大きく違うのは平日の業務終了後ですね。今は仕事が終わった後に自分の時間がありますから、業界のことや今の仕事に活かせそうなことについて情報収集したり、趣味の映画を楽しむことができています。

休日は山や神社にドライブに出かけています。他には、以前少しやっていたテニスをまた始めたいなと思っていたり、アーチェリーにも興味があるので、近々体験会に参加してみたいと考えています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

前職が平日に思うように時間を作れない環境だったということもあり、仕事と転職活動の両立は想像以上にエネルギーがいるものだとわかりました。そういう意味では、いつかの本格的な転職活動に備え、日ごろから準備をしておくとスムーズに動けるのではないでしょうか。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

前職では極めて多忙な日々を過ごされていた東さん。そのため、初回面談以降はメールでのやり取りが中心となりました。70通を超えるやり取りを見返してみると、東さんからのメールはほとんど送信時間が深夜でした。体調が優れない日もあったと思いますが、漏れなく返信をいただけたことに、あらためて感謝しています。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、与えられたことを、手を抜かず確実にやり続けることは簡単ではありません。真面目で責任感が人一倍強い東さんだからこそ、持病を抱え、さらにハードな職場環境であっても、頑張ってこられたのだと思います。

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