転職成功者インタビュー

株式会社グリーンズ
池上遼一さん(仮名・経営企画) 36歳

多忙なだけの日々はもう卒業。これからは家族や自分の時間を大切にする人生へ。

三重県に本社を置くホテルチェーンへの転職を果たした池上さん。かつては東京で証券マンと活躍していた頃もあった。その後は、名古屋市内にある商品取引所や、東証一部(当時)上場の成長企業でも勤務。自宅のある三重から、名古屋、さらには東京へと、飛び回る毎日は刺激に満ちていたという。

しかし、いつまでもそんな多忙な日々を楽しんでいられるわけではない。35歳を過ぎ、徐々に体に無理がきかなくなってきた自分を自覚。「そろそろ、自宅の近くで働きたい」。そうして始めた新しい生活には、自分の経歴を活かせる職場と、家族とゆっくり向かい合う時間が待っていた。

※本記事の内容は、2014年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
4回
活動期間
エントリーから内定まで33日間

転職前

業種
便利サービス業
職種
法務
業務内容
契約・訴訟・コンプライアンス・株主総会運営等

転職後

業種
ホテル経営
職種
経営企画
業務内容
法務関係、契約書の作成、諸規定の改廃、予算作りなど法務・経理業務を担当。

三重から名古屋へ、毎日2時間電車に揺られて通勤。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

全国に展開するホテルチェーンの経営企画部で働いています。会社の方向性を決めていく経営陣の事務局的なセクションで、具体的には法務関係、契約書の作成、諸規定の改廃、予算作りなどに、部長をはじめ3名のスタッフで取り組んでいます。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、東京にある証券会社に就職。4年間、営業として過ごしましたが、体調を崩してしまったのを機に地元の三重県へUターンし、三重県内にある調剤薬局チェーンの総務に転職しました。

そこで1年半ほど働いた頃、名古屋の商品取引所を紹介されて、2度目の転職。そこでも総務として6年働きました。ところが会社がなくなってしまったので、3度目の転職をすることに。

前職は名古屋市内にある便利サービス業で、そこでも総務として働いていました。

転職のきっかけは?

まずは通勤の大変さですね。何度か転職しましたが、住まいはずっと三重だったので、毎日片道2時間かけて、三重から名古屋に通勤する生活を続けていました。しかも急成長中の会社だったので、東京への出張も頻繁にありました。

名古屋と東京を飛びまわる仕事は非常に刺激的で、やりがいもありましたが、一方で、トラブルがあれば真夜中でも電話がかかってくるような生活でした。35歳を超えるとなかなか無理がきかなくなってきたことを感じ、次第に転職を考えるようになりました。

家族と過ごす時間の大切さを実感。体調も良くなった。

転職活動はどのように進めましたか?

実は、毎日が忙しかったこともあり、あまり積極的には転職活動をしていませんでした。ただ、ぼんやりと「地元の三重で、自分が役に立てる会社はないのかなぁ?」と考えていました。

そんなときにたまたま、三重の大学に行く機会があり、その大学内でリージョナルキャリア三重のオフィスを見つけ、寄ってみたんです。その数日後に「こんな求人があるんですが」と電話をもらいました。その後履歴書を送り、コンサルタントと面談をしました。

今の会社に決めたポイントは?

知らない会社ではありませんでしたし、「管理部門全般を強化したい」ということで、お役に立てそうだと感じました。自分が必要とされる会社かどうかは、大事なポイントでしたから。それに、自宅から近いことも決め手になりました。

転職していかがですか?

仕事の内容はこれまでとさほど変わりません。私はこれまで若い会社で働くことが多かったのですが、今の会社には伝統があります。これからは会社が持つ文化や習慣、取り組み方などに慣れていく必要があると思っています。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
三田 佳奈子

池上さんは、見識が高く法務に詳しいところから、当初「法務部門」のポジションを想定していましたが、面談を重ねるうちに、物静かな佇まいのなかに、未来への熱いたぎりのようなものを感じるようになりました。燃え立つ先見性とでもいうのでしょうか、この資質を何とか活かせないものかと思い、企業に相談したところ「経営企画」のポジションをご提案いただきました。

もともと池上さんは経営的な視点も持ち合わせておられたため、テンポ良く話が進み、スピード・マッチングが実現しました。池上さんとの面談はいつも夜間の遅い時間帯でしたので、ご転職を機に生活にゆとりを感じていただけるようになったことが、何より嬉しく思います。

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