採用が経営を変えた瞬間 代表取締役社長 小林雄司氏

常に新たな刺激を受けることで、
変化に動じない組織が育まれた。

べバストジャパン株式会社 / 代表取締役社長 小林雄司

Vol.24

べバストジャパン株式会社
代表取締役社長 小林雄司

広島

1958年生まれ。福岡工業大学電気工学科卒業後、1981年にダイキョーベバスト(現ベバストジャパン)に入社。入社後、試験、品質管理、製造、購買部門を経験したあと、2002年取締役、2006年取締役常務、2009年に代表取締役社長に就任。趣味はゴルフ。

国内市場の深耕と、グローバル展開の両方をにらみ事業を推進

ルーフシステムやパーキングヒーターといった自動車関連製品を開発・製造するベバストの本社は、ドイツにあります。ベバストはアメリカ、フランス、中国など世界各国50拠点に現地法人を設立し、事業を拡大してきました。ベバストジャパンは、その日本法人として1978年に設立されました。当社には2つの大きな使命があります。1つは、アジアの主要拠点として、日本・中国の市場で着実に売上を伸ばすこと。今、中国市場は大きく成長しています。中国には、べバストの工場が10か所あり、売上規模では日本の10倍まで拡大していますが、スタッフの成長が追いついていません。当社をマザー工場とし、そのスキルやノウハウを中国の各工場に横展開するやり方で、日本・中国のマーケットを支えています。もう1つは、グローバル市場への対応です。製造も販売も国内だけにこだわっていては、もはやビジネスが成立しません。日本の完成車メーカーが世界のどこで製造を始めても、しっかりキャッチアップしないといけない。そのため、世界のベバストグループ各社との連携が、ますます重要になっています。

グローバルな視野で、日本のルーフカルチャーを変える

世界では、自動車におけるルーフの有り様が変わってきています。例えばヨーロッパでは、自動車の屋根全体をガラスにするパノラマルーフシステムが主要となっています。アメリカでも同様です。しかし、日本人は日光を浴びることに抵抗があるため、車内に日光を取り入れるサンルーフ自体、あまり受け入れられてきませんでした。だからこそ、上手くすれば逆に市場の伸びしろは大きい、と言えます。日本でルーフビジネスを拡大するには、お客様に言われた製品を納入する、という受け身の姿勢ではなく、消費者の心を揺さぶるような魅力的なルーフシステムを提案していくという積極的な働きかけが必要だと感じています。

 

日本の完成車メーカーの製造工程は、世界有数です。ロスが少なく、最低限の作業量で最大限の品質を追求するよう計算されています。当社のルーフがどれほど魅力的であろうと、この製造工程を大幅に変更しないといけないようでは、完成車メーカーも二の足を踏むでしょう。だからこそ、クルマの開発、構想段階、つまり上流からお客様に食い込んでいくことがとても重要なのです。グローバル企業としての長年にわたる経験と技術力をベースに、お客様をあっと驚かせるような斬新な提案を提供できる、そういうグローバル視点と柔軟な発想力を併せ持つ人材が不可欠なのです。

20年近く、中途人材を受け入れることで、新たな刺激を得てきた

ここ20年近く、当社の採用はキャリアを持つ中途採用が中心です。当社と異なる外の視点を持つ中途人材は、いつも新たな刺激をもたらしてくれます。事業がグローバルに広がっている今、国内外を問わず新しい取引先と付き合う機会も増えました。そうした状況でも、当社の社員はスムーズにビジネスをスタートさせることができます。恐らく、外部から数多くの人を受け入れてきたため、初めての取引先に対しても戸惑わないというカルチャーが育まれたのではないでしょうか。このように、従来通りの枠組みに捉われない、新たな発想で動ける人材が常に会社を活性化させてくれているのです。国内市場に深く食い込み、グローバル事業をさらに進めるためにも、新しい知恵を発揮してくれるクルマ好きの人材がもっと必要です。

機会は平等、評価は公平なのも、外資企業だからこその長所

一般に「外資はドライ」という印象があるかもしれません。しかしベバストがこれまで各地のローカル企業と合弁会社を設立することからスタートしてきたのは、現地の文化や手法を取り入れないとその地域に根付くのは難しい、と考えたから。日本の良いところを残しながら、新しいカルチャーを上手く融合させた、地域に密着したグローバル企業なのです。

 

外資としても良さをいくつかあげてみましょう。資材や設備など、製造に必要な標準的なものは、グローバルな調達でコスト削減できます。また実力が評価されれば、中途入社でもより責任あるポストに抜擢されるケースも珍しくありません。機会は平等、評価は公平なんです。盆正月、GWには一週間以上の休暇が設定されています。一緒に働くドイツ人にとっては、配偶者の誕生日なので有給を取る、なんていうのもごく普通のこと。日々の生活の中で、様々な文化の違いに触れることができるというのは、外資ならではの面白さだと思います。

編集後記

ベバストジャパンは自動車用サンルーフのトップクラスメーカー、ベバストの日本法人です。何と言っても同社の魅力は、全世界にグローバル展開するグループ企業と連携しつつ、広島に密着して事業を展開しているところです。小林社長ご自身も、「もともと外資系企業に入社したつもりはなく、日本代表のつもりで頑張っている」と仰っておられたのが印象的です。会社の雰囲気も、まさに外資系のそれではなく、日本企業と外資系企業の良いところがうまく調和しているという印象でした。帰り際に、「どんな方が御社に向いていますか?」とお聞きすると、間髪入れず「車が好きな人!」とのこと。清々しい雰囲気が漂う先進的な企業です。

文:リージョナルスタイル認定チーフコンサルタント 植田 将嗣

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